師走になって元同僚たちと4人でランチを食べた。
それぞれ食後のコーヒーを頼んだ。ホットコーヒー3つとアイスコーヒー1つ。
40代3人はホットで20代はアイス。
「おーアイス若いねー」と思わず言ってしまった。
言ってしまって「しまった!」と思った。
年齢関係なく冬でもホットでもアイスでも好きなの飲んだらいいのに余計なことを言ってしまった。あれこれ他人のチョイスに余計なことを言わない!自分自身を縛る呪いから自分自身を救うためにも。自分にかかっているバイアスと意識して戦っているところなのだ。
その帰りの電車で60代くらいの夫婦の隣に座ったのだが、妻らしき方が「あの人の旦那さんは漁師だったらしいから、相当遊び人よ」と言っているのが聞こえてきた。
漁師=遊び人にどういう方程式だ?と思ったのだが、これこそ、まさに偏見だ。長年ついた自分の考え方のくせに気づかない。自分自身の偏見に気づけないし、もはや偏見を突っ込んでくれる相手もいないのだ。そう考えると同じ考え方の者だけで集まっていていると若くても考え方が固まってしまっていることはあるのかもしれない。